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PLUS Xを設立したきっかけ

私の親族は建設業をしている人達が多く、小さい頃はよく建具屋をしている祖父の工場に行って竹とんぼや貯金箱を作ったり、学生時代にはクロス屋をしている父親の現場にお小遣い稼ぎで手伝いに行ったりしており、建設業はとても身近な存在でした。

そんな祖父も体を壊し後継者が居なかったので廃業してしまい、長年鍛えた卓越した技術はそこで途絶えてしまいました。

少し前にクロス屋をしている父親も体を壊してしまい、私は半年ほど手伝いに行っていました。
その時に「80代のお父さんと2人で夜遅くまで仕事をしている高齢の大工さん」や「ありえない仕上がりの仕事をする職人さん」を何人も見ました。

私の中の職人さんのイメージは「自分の仕事に誇りや責任を持って仕事を行う人」と勝手に思っていたのですが、いつの間にか「工期に合わせる為にある程度の仕事を行う人」ばかりになっていたのでとても驚きました。

その後人材業界に転職し、建設業の社長様のお話しを聞いていくうちに、思った以上に「人材不足」が深刻化していることや、成果に見合わない金額で仕事を請け負うコンサルティング会社や有料求人媒体があることを知りました。

私は弱みに付け込むとても腹が立ち、そのような会社よりも、もっと効率の良い方法で人材不足から技術を継承せずに廃業を余儀なくされる企業様のその「技術」を次の世代に残していくお手伝いができればと思い気持ちが強くなり、「株式会社PLUS X」を創業しました。

私も職人さんのように「自分の仕事に責任と自信を持って」誠心誠意仕事に励んでいきたいと思います。